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退職を期に太陽光発電を始めた。その主な目的は次であった。
- できるだけ原発の電気を使いたくない。
- ガスの消し忘れからの火事を避けるため "HI クッキングヒーター"に変える。
- お湯わかしをガスから"エコ給湯"に変える。料金の安い夜間電力を使う。
- ガスを使わないのでLPガス料金の節約になる。
- 家の消費電力を節約すれば売電できる。
これでオール電化したと思っていたが、まだ電化になってないものがあることに気がついた。それは車です。
電気自動車 i-MiEV
家の近くに日産の販売店ができたので、EV リーフのカタログを見に行った。販売員に価格を尋ねると350万円ほどであった、中古でも250万。これではお金持ちしか乗れない車ではないか。価格の安い小型車がないものか尋ねたところ、三菱で販売している軽自動車の アイミーブ i-MiEV を教えていただいた。
早速、三菱の販売店に行ってみたところ i-MiEV の中古車が展示してあり価格を聞くと90万円とのことだった。現在乗っている車を下取りしてもらった場合の価格を見積もってもらうと借金しないで手が届く金額であった。魅力を感じたが、中古の電気自動車で大丈夫か不安な点もあるので調べ始めた。
- iMiEV とはどんな車か。三菱・i-MiEV - Wikipedia
- 個人向け販売開始は 2010年4月。
- 補助金を受けてた場合 5年以内に中古として売ると補助金を返却しなければならない。2016年現在 iMiEV の中古車が出始めた時期である。
- 軽自動車で狭くないだろうか。実際に乗ってみるとガソリンエンジンがないので広いことがわかった。
- 家で深夜電力を使って充電できる。
早速購入することにした。その他の経済効果もあることがわかった。
- 軽自動車なので自動車税が安い。
- 車の保険料が安くなる。
- 燃料代金が安い。昨年と今年の3月分の差額は 900円プラス、4月分は 400円プラスだった。
- メータの表示には現在のバッテリで走行可能な距離が表示される。したがってエコな運転を心がけるようになった。ガソリン車の場合にはない経済効果です。
電気自動車( EV )の電気料金を見積る
東京電力のサービスとして電気使用量と料金をウェブ上で見ることとができる。グラフも表示できるのでキャプチャしたグラフを以下に示す。
グラフから次のことが分かる。
- 使用量グラフから、4月以降、夜間の使用量が昨年より増えていることが分かる。
その理由は、3月に入って電気自動車の充電を夜間に行っているためです。料金の請求は1月遅れになっている。 - 料金グラフから、4月以降料金が昨年より増えていることが分かる。
- 深夜の電気料金は昼の約半分のため料金の増加が緩和される。
昨年と今年の差額を "EV の電気代" と見なすことができるだろう。具体的な金額を表に示す。
-- | 4月(円) | 5月(円) | 6月(円) | 7月(円) | 8月(円) |
2015 | 4,427 | 4,025 | 3,292 | 3,009 | 3,377 |
2016 | 5,342 | 4,489 | 3,870 | 3,538 | 3,749 |
差額 | +935 | +464 | +578 | +529 | +372 |
まとめ
- EV の電気代は500円から1000円の間と見積もることができる。
- 初期投資は必要ですが節約効果が大の投資であると思っています。
その後の検討の結果、単純に昨年と今年の料金の差を求める方法では正しく推定できない。夜間電力の差の調べる必要がある。これについては 次 に示す。