太陽光発電のバッテリー電圧のグラフ: sys6-roof - 8月 2017

   

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システムは パネル( 84W ) を4直6パラに接続してバッテリー( 48V )を充電している。バッテリーの構成は 48V を2個並列に接続して容量を増やした構成になっている。充電状況を調べるために、バッテリーの電圧とチャージコントローラーに流入する電流値を読み取りグラフを描いた。

sys6-roof の蓄電システムについて

  • "NPO法人 非電化地域の人々に蓄電池を送る会" の鈴木氏にリサイクルバッテリーで構成していただいた。
  • 4Vバッテリー( STH700-4, GSユアサ, 4V233Ah )を12個直列に接続して 48V になっている。これを2個並列に接続した構成にしている。
  • 写真の下談に12個、上段に12個が置いてある。最上段にはチャージコントローラー(CC)とグリッドタイインバータ(GTI)が置いてある。
  • GTI の放電はタイマーで制御している。
  • チャージコントローラー周りの写真。
  • 電流センサーは太陽光パネルの入力ケーブルに取り付けてある。

1日の発電量のグラフ

  • 8月6日からバッテリーの電圧が下がり、チャージコントローラーの警告LED が点灯していた。
  • 8月12日から24日の期間バッテリー電圧を回復させた。

バッテリーの過放電状態からの復元過程の様子

  • 左軸はバッテリー電圧を示し右軸は太陽光パネルから流れ込む電流値を示す。
  • 8月10日から12日の電圧が 28V であることは過放電状態を意味する。
  • 電圧データが8月19日で切れているのはロッがーの電池切れが原因だった。
  • 電流値がプラスはバッテリーに流入していることを意味する。
  • 8月12日から 48V用のチャージコントローラー( 48V, 60A ) に変えて充電をはじめた。
  • 8月14日に電流センサーを取り外したのでデータがない。
  • 電圧データが欠けているが電流データから順調に充電されていることがわかる。

結果と教訓

  • 過放電状態から回復することができた。
  • 48V用のチャージコントローラーを使うことにより解決できた。
  • 過放電を避ける対策としてチャージコントローラーのロード端子にグリッドタイインバータを接続することにした。
  • チャージコントローラーのマニュアルを読み見直してバッテリー電圧を設定するパラメータがあることが分かった。デフォルトではバッテリー電圧を自動認識するオートモードになっている。
  • 過放電で電圧が下がった場合にはオートモードでは回復できない。バッテリー電圧を指定するパラメータを設定する必要がある。

その後のバッテリー電圧とパネルから流れ込んだ電流

バッテリーの過放電状態から回復させた後の電圧を示す。48V の状態を保っている。

 

その後のバッテリー電圧と放電した電力

電力のデータは8月30日以降表示されなていないが電圧から判断すると放電が行われている。電力ロッガーになんらなの問題が発生していると思われる。調査中。

過放電を避けるためチャージコントローラーのロード端子を使って放電を行っている

 

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iTracer には ロード端子も付いている。これから購入するのであればこの製品がよい。