線形代数の本は列ベクトルを基本にして書かれている。しかしながらMathematica ではベクトルをリストで表現するので分かりにくい面がある。これについて書いてある本を見つけた。
Mathematical Statistics with Matematica, Colin Rose and Murry D. Smith
Appwndix A.7 Working with Vectors
Mathematica で Vector を表現するには2つの方法がある:
(1) The List Approch: Mathematica で標準で使われている方式。
(2) The Matrix Approch: 列ベクトルと行ベクトルを区別する方式。
この2通りを混ぜると混乱を生むので薦めないと書いてあるが、参考になるので2つの方式の表現を次に示すことにする。
Column Vector これをクリックするとノートブックを見ることができます。
まとめ
- Matrix Approachは 列べクトルと行べクトルを区別するので分かりやすい。しかしながら、Mathematica の関数はリストを入力として定義されている。行列ではない。従ってベクトルに関数を使う場合は Matrix approach は使えない。
- この場合、ベクトルの行列表現をリストに変換すればよい。